菌も農業やる時代!? 餌の種をまく粘菌

 粘菌は単細胞生物の一種。細胞1つ1つがばらばらの個体ですが、条件によって菌同士が集合し、多細胞生物のような行動をとることがあります。

 

 米ライス大の研究グループが突き止めたところによると、土の中にすむ粘菌の一種が胞子をばらまく際、食べ残した細菌も取り込み、一緒に撒いているらしい。

 

 つまり生まれた子どもが飢えないように、周辺に餌となる細菌の種をまいているということでしょうか。ヒトのように考えた末にやっていることではないので、進化とは恐ろしいものですね。