ベルギーや中国などの研究チームが英科学誌ネイチャーに発表する。
中国遼寧省の1億6500万~1億5300万年前(ジュラ紀中期~後期)の地層から見つかったもので、研究チームは、「あけぼのの鳥」を意味する「アウロルニス」と名付けた。
ほぼ全身の化石が見つかり、羽毛の痕跡も確認できた。全長は51センチ。骨格を分析した結果、始祖鳥よりも恐竜に近く、これまでの鳥の化石のなかで最も原始的であることがわかったと。
始祖鳥は鳥なのか、恐竜なのか、論議は決着がついていないそうで。
太古のロマンはつきませんなあ。
京都大霊長類研究所の友永雅己准教授(比較認知科学)と東北学院大のグループの発表によると、大きい群れの中にいるスマトラオランウータンのまばたきの回数が多く、コミュニケーションに一役かっている可能性があるらしい。
「群れが大きいほど個体ごとに天敵を警戒する必要性が薄れ、まばたきが増えているのではないか。ただ、それ以外に群れ社会での個体間のコミュニケーションと関係している可能性もある。視線の動きなども調べ、更に意味を探りたい」と友永教授。
アイコンタクトって大事やね ってはなしにはなりませんかね?
大きさがイエバエほどしかないカエルが見つかった。
カエルがどうこうというより、これまで確認された中で最小の脊椎動物ってのが大事なのかな?
体長は平均7.7ミリ。学名をPaedophryne amauensisという。
小さい=弱い→損。 と個人的に思ってしまったのだけれど、ルイジアナ州立大学の生物学者クリストファー・オースティン氏いわく、
>実際、これらのカエルは、大型の捕食者に見過ごされるダニなどの小型の無脊椎動物を食べるために小さな体に進化した可能性が高い
らしい。なるほどねぇ。
脊椎動物については中学2年生で学習するので、そのあたりで使えるかな?
唾液から年齢がわかる技術ができたらしい。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームが「メチル化」というプロセスに着目して唾液サンプルを調査。わずか誤差5歳の範囲でその人物の年齢を推定することができるらしい。
誤差5歳というと大きな誤差にも思えるけれど,年齢が何十台~とわかるだけでも犯罪捜査などに一役買うことができそうです。
また,老いのプロセスを知ることは,人の寿命の探求にもつながります。
またひとつ,人類は夢の技術に近づいたのかもしれません。
男の理想のはげ方は べジータ的M字はげだと思う。
というくだらないことを授業で話したりするわけですが、そんな日本全国の薄毛に悩む紳士諸氏に朗報が。
マウスでの実験で、ひげを生やす毛包の根元にある幹細胞を採取し、培養したものを移植すると、毛の生えていないマウスの背中から毛が!
永久に安定するとはいえないようだけど、ヒトでの移植が成功すれば、ヅラやヘアコンタクトとは違う、自然で生え変わりもする自然な毛髪が生えてくるらしい。
ハゲに悩まない明日も近い!?
地球温暖化の原因となるとして,注目を浴びることの多い二酸化炭素。
先日授業でも,ゴミを資源に作り替えられれば究極みたいなことをのたまった覚えがありますが,そんな夢の技術ができそうな模様。
三井化学の技術によると,二酸化炭素を高温下で水素と反応させることでメタノールを作り出すことができるらしい。
通常メタノールを作成する場合には反応しやすい一酸化炭素を使用しますが,特殊な金属を触媒にすることで二酸化炭素を反応させることができるらしい。
早く実現してほしいものです。
性同一障害をかかえる男子児童に抗ホルモン薬で治療を行うことを決定。
ドラマ 金八先生で一気に認知度の上がった性同一性障害、その対応は正直難しいなぁと思います。
体と心が一致しない苦しみは本人しかわかりません。きっと簡単に割り切れるものではないでしょう。単に女子として扱うと決めても周りの理解がなければ難しい。男子、女子ともに受け入れることができるよう、指導が必要です。
世間が理解している現代ならいざ知らず、GIDが理解されていなかった時代はもっと大変であったと思います。
この児童が楽しく中学校生活を送れることを願います。
粘菌は単細胞生物の一種。細胞1つ1つがばらばらの個体ですが、条件によって菌同士が集合し、多細胞生物のような行動をとることがあります。
米ライス大の研究グループが突き止めたところによると、土の中にすむ粘菌の一種が胞子をばらまく際、食べ残した細菌も取り込み、一緒に撒いているらしい。
つまり生まれた子どもが飢えないように、周辺に餌となる細菌の種をまいているということでしょうか。ヒトのように考えた末にやっていることではないので、進化とは恐ろしいものですね。
インフルエンザの季節になると、いつ学級で流行するかとやきもきするものです。換気しろって言っても寒いもんで嫌がるしねぇ。
インフルエンザワクチンを接種する子も大分増えましたが、注射となるといやなもの。ところが、注射打たずに予防できる方法が出てきそうです。
その名も「鼻噴霧型インフルワクチン」
鼻の粘膜に高濃度のワクチンを噴霧すると粘膜特有の免疫反応を誘導することができるらしい。これで注射嫌いの子どもにも簡単に使える!
個人的にはインフルの検査するときにめん棒鼻に突っ込まれるのが痛くて嫌なのでこっちもなんとかしてほしいなぁ。
日本歯科大生命歯学部の中原貴教授と同大新潟生命歯学部の佐藤聡教授の研究チームが体外で歯を完全に再生させる技術に成功したとのこと。生後5日のマウスの歯の先を、人間の歯と骨をつなぐ細胞を培養して作ったシート状のもので包むなどして特殊な培養液に入れた結果、1カ月でほぼ完全な形の歯が再生する。
ちゃんと生えている歯を抜いて、再生した歯を植えるとちゃんと機能したらしい。この技術が確立すれば、入れ歯やインプラントも不要に。虫歯になっても新しい歯と入れ替えることができるかもしれません。
東京大学・明治大学の教授の研究チームが、iPS細胞を使ってブタの体内でヒトの膵臓をつくる研究を始めるらしい。
とうとう来たか!って感じです。再生医療の未来は明るい?
要はクローンの臓器限定版というところでしょうか。自分の細胞からクローン臓器を作ってもらえれば、拒絶反応のない移植手術が可能ということ。
人工臓器に置換できない部位の病気やけがも治療できる可能性があります。
問題は倫理面でしょうか。他の動物を使って培養している点、そしてどこまでを臓器と呼び、どこからがヒトなのかという点。それこそ脳以外のあらゆる部分をiPS細胞からつくり、入れ替えていったら、それは本人なのか、クローン人間なのか。考え出すと怖い世界ですね。
筑波大の研究チームが発表する、「オーランチオキトリウム」という藻の仲間。
これまで有望だとされていた藻類の「ボトリオコッカス」に比べて10倍以上の生産効率で炭化水素を生産できるらしい。
炭化水素というと意味不明な感じですが,要は石油の重油に相当する燃料を、藻を繁殖させることで大量生産できるということ。
試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せ、大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろうとのこと。
いやあ、時代は進みましたねぇ。
もし、生活排水や、工場の排ガスなどを吸収しながら繁殖できるのならなおのこといいのですが、そのあたりはどうなんでしょうね?